閲覧ありがとございます! みかん家ミホです。
私は今年4月から父が営むみかんとキウイの農園で、農家見習いとして「育てる」ことを修行し始めました。
今までは観光農園としての運営や、ネット販売の対応メインでしたが「育てる」ことを学び始めたら、あることに気づいたのです。
\果物たちへの愛情が異常なほど増しております!!/
1年目だからという新しいことへの挑戦の興奮状態というのもあるかもしれませんが
水まき、園内の清掃、雑草抜きだけでも楽しい! 大変な時ほど楽しいかもしれない!
あ、そもそもIT業しながらの週半分農業だからという、「イイとこ取り」なのかもしれませんが
いままでパソコンに向き合っていたことが畑に変わり、新鮮なことばかりで『農業×IT業』という働き方での良い相乗効果が生まれております。
今日はいつも以上に語らせてください(/・ω・)/
愛情こそが最高の調味料!
今まで「空腹は最高の調味料」といった言葉を聞いたことがあるけど、まさにそれ!!
脳内レベルの感情が、味を引き立てるってある気がすることに、ここ最近気づきました✨
ここ最近の私、うちのみかんとキウイを美味しいとしか感じなくて、「ここのみかんは美味しいですか?」ってお客さんに聞かれたときに
自信をもって、「はい!私には美味しいです」って言うと思います。前提そのお相手はどう感じるかわかりません。
私の味へ評価が、果物たちへの愛情が増えているからなのかもしれないと気づいたからなのです。
正直な話、みかん農家に生まれて、腐るほどの量のみかんに囲まれ、みかんを好んで食べることはありませんでした。農家の家庭あるあるです。
当たり前にありすぎるし、町内でもみかん園を営んでいる人が沢山いるから、誰が喜ぶの?って思っていました(ほんと正直な話ですみません)
農家側は売れ残ったような規格外と呼ばれるものが身近に多いので、良い部分を見ていない。
両親が年末に大変そうな部分とか、イライラしている感じとか、手伝うとしてもお小遣い目当てで、果物そのものに全く興味がありませんでした。
私にとって、みかんはみかんでした。10年前(32歳頃)まで柑橘の品種のことさえ知らなかったし
農家がスーパーで買うこともないから、市場の価値もわかりませんでした。
それが、自分が親という立場になって、子供に自然と触れ合わせたいと思うようになってから
この環境の貴重さに気づき、未来残したい場所に変わっていったのです。
とはいえ私自身がとても雑なタイプで、家庭菜園すらしたことがなく、むしろ枯らしてしまうタイプです。
だから農業をやると決めたときに、私にできるのか?っていうのはめちゃくちゃ考えましたし、今もその不安はあります。
ただ、その不安を吹き飛ばすほどに、うちの農園の果物たちへの愛情が増してました!
木になっている果物は、土や根っこから栄養をいっぱい吸ってて、「生きてる!」って感じがすごく伝わってくるのです。
木々から声が聞こえてくるような気さえしてしまい、「よく育ったね〜!頑張ったね!」「大丈夫、美味しくなってるよ、自信持ってね!」「もうすぐお客さんが食べに来てくれるからね」って、そこそこ大きな声で話しかけています。(父が近くにいないときは畑で1人ですし、結局人間1人だからこそ話せる相手が果物でw)
話かける件については、他にも理由がありまして・・
現在中1になった長女が、6歳くらいの時に
「なーちゃんね、みかんとお話できるようになった」って。最初は「え?!だいじょぶか?」って思ったし、子供の純粋な気持ちを否定しても面白がってもいけないから、何となくスルーしつつ何となくどういうことか探りを入れつつ・・・だったのですが。
今の私、まさに当時の娘と同じ状態です。めちゃくちゃみかんと会話しています。
筋トレ中も「筋肉に話しかけた方が成長が早い!」と知って、筋肉に話しかけてますし、
最近我が家の3歳児が「ねぇシャワーさんにお話させてあげて」と言うのでシャワーにも声を吹き込んでいるという…なかなかカオスな状況です😅
でも、モノにも感情があるのかもしれないと思うようになってから、不思議な感覚に包まれています。
大変さ=愛情って知った父の言葉
特にキウイは、花が咲いた時に花粉を一個ずつつけて、それが実になって、半年間ずっと成長を見てきたから、なおさら愛おしいのです。
約3万個!?はあるキウイの花に1つずつ受粉しました
そのときに82歳の父が言ったコトバが印象的でした。
「みかんは育てるのがラク。キウイはこうやって大変なこともあるけど、こういうのがあるからこそ、育ててるっていう実感もあるよな」
確かに!!!
この半年、農業見習いとして「大変だなぁ」って思うこともあったけど、この大変さがあるからこそ、こんなにも愛情が増すのだなって。ならばむしろ、この経験は私にとってすごく大事なのだと思いました。今年その経験をさせてくれた父に感謝したいです。
父の教えは私の心に大きく刺さりました。
子育てから繋がる「食」への思い
この「手間がかかるほど愛おしい」って感覚、子育てにも似ていますね、3歳児と遊びながら感じました。
9年ぶりに授かった次女(3歳)は、長女の時から想像つかないくらい手がかかることばかりなのですが、家族みんな待望の子だし、医療の力に頼って顕微授精で授かった子なので、どんなに手がかかっても可愛くて可愛くて!ついつい甘やかしてしまいそうになります 笑。
大変さの先に、より大きな愛おしさが待ってる。
果物を育て始めるタイミング(修行を始めるタイミング)で、手をかけさせてくれる3歳児の育児をしていて良かったとさえ思いました。
そして、この愛情を込めて育てた果物の「ヒミツ」や「成長の物語」を、3歳の娘やお客さん、子どもたちにも伝えたいと思うようになりました。
「みかんとキウイのヒミツ絵本」はまさに、実体験からこそ制作したものなのです😊
大人も知りたい「食の物語」
私の感情は良く聞く ”食育” なのでしょうか。子育て中に意識してきたことではあるのですが
食育って子供向けだけでなく、実は大人にも同じように必要なのではないかと気づきました。
食物を「育てる大変さ」や「命の力」を知ることで、食べ物に対する感謝と愛おしさがグッと深まります。それはまるで、食べる前に「最高の調味料」をかけるようなもの。より一層美味しく感じられる、最高の贅沢になるのです。
私たちみかん家は、愛情たっぷりに育てたみかんとキウイを通じて、果物の物語をお伝えしたいです。
観光農園はまさにそれができる最高の場所! いままさに土から栄養を吸い続けている果物を手に取りその場で食べられることで感じてもらえると嬉しいです。
キウイ狩りは収穫したては食べることが出来ない果物ですが、「なんでだっけ?キウイって収穫して待ってから食べれるようになるのね♡」なんて感じてもらえたら嬉しいですし、みかん狩りは冬の寒さで冷えたみかんの果汁がじわ~~っつと口の中で広がって、驚くほど美味しさを感じるはず!
通常収穫したての🍊は酸味強めですが、それでも甘い!って感じられるほど、皆さんが来て喜んでくれることをうちのみかんたちが待っています。
今年は今時点で充分に甘味が増しております( *´艸`)
ぜひぜひお時間調整のうえ、農園に来てくださいね♪
絵本も当日お配りしています。お子様に読んでもらえるよう分かりやすく簡単な文章にしていますが、実は大人の方にこそ読んでもらいたい🙌
来園の思い出にお持ち帰りください(*´▽`*)
果物のヒミツに迫る絵本はこちら
「みかんとキウイのヒミツ絵本」
畑でお話しようね~!
来てくれることが嬉しいよ♪

採りたてすぐ食べられずごめんね
おうちに帰ってからみんなが触り続けてくれることが嬉しいんだ♪


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